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14.02.2023ニュース

ワイルド10の物語: Tortuga

惑星間相互情報ネットワーク、QNETにようこそ。今日はどんなご用件ですか?

質問:>>TORTUGA(トルトゥガ)とは何か?

自治権を持つスペースポート(宇宙港)です。どの企業体とも提携はしておらず、独自の秩序(つまりは無秩序?)によるワープゲートサービス提供で宇宙中に知られています。

質問:>>誰がTortugaを造った?

このスペースポートの起源には議論の余地があります。数々の記録が不完全、または偽造の疑いがあるためです。Tortugaの管理運営母体には紆余曲折があったため、文書の信頼性が著しく低いのです。このスペースポートの建造に資金を提供したのは誰なのか?短命に終わった小企業体のWilson Armaments、そしてFamily Savareなどの犯罪組織、またはMiners’ Frontなどの政治組織など、憶測は多岐に渡ります。ある者<誰?>は3つの主要企業体の1つないし複数が、Tortugaの建造に資金を出したと主張しています。[議論の対象: 詳しくはコミュニティタブをご覧ください]

質問:>>TORTUGAで採掘できる自然資源は?

人工のスペースポートであるため、Tortugaで採掘できる資源はありません。

質問:>>TORTUGAにはどんな施設がある?

「ワイルド10の玄関口」とも呼ばれるTortugaは、植民地化されている宇宙域と紛争地帯を結ぶ、費用効率の高い中継地点の1つです。このスペースポートに存在するワープゲートはワイルド10から広大な銀河へとリンクされています。ここから既知の宇宙の最外部にまで企業体の貨物が届けられ、傭兵部隊や居住者らは移動していくのです。

質問:>>Tortugaで暮らす人々の実態は?

総人口も年間の訪問者数も不明です。ワイルド10に集まってくる者のほとんどは、長期定住の意志はなく、あくまで「仮住まい」だろうと推測できます。近年、多数の傭兵がTortugaを「経由地点」として利用し始め、このスペースポートに企業関連の「ユニオンホール」が出現するほどの勢いです。ここは要するに傭兵募集のための事務所で、仕事の契約なしにTortugaに到着した傭兵たちをこぞって勧誘しています。加えてロボットメカニックや商売人(ザ・レイスが有名ですね)なども、Tortugaの「半定住者」とみなされています。こうした人的資源は一時滞在する傭兵たちにとって非常に重要な存在です。

質問:>>なぜ企業体はTortugaを掌握しようとしないのか?

申し訳ありません、質問がQNETの中立性ガイドラインに抵触しています。質問を変えてください。

質問:>>Tortugaの法的地位は?

紛争地帯でもなく、保護資産でもありません。Tortugaは企業体の上部構造の外に、独自の地位を確立しています。3つの主要企業体のうち、FreeConだけがTortugaを公的な存在として容認しています。内部文書には「独立/容認」などの文字が並んでいます。

質問:>>Tortugaを運営しているのは?

定住者権利章典の改訂版を叩き台に、Tortugaは直接民主制を採用しています。市民は政府内に(議員などといった)代理人を置いていません。しかしTortugaにいったいどれだけの「長期」定住者がいるのか、そして市民権を保有できる条件は何なのか、といった議論が続いているのが現状で、驚くべきことに「有資格者」は10人もいないと言われています。ある者<誰?>は、そのような少人数の民主制はもはや秘密結社なのでは、と主張しています。別の者<誰?>はTortugaには民主制と呼べるもの、政府と呼べるものは存在しない、その実態は「一派集団」であり、「非親族間の手による部族的統治」であるとさえ述べています。実はTortugaの勃興期から、真の実権は見せかけの民主制の「上」に存在しており、決して公に明かされることはないという噂があるのです。
 

「ワイルド10の物語」はライターPatrick Kindlonの手で綴られるシリーズです。今後も語られていくWar Robots: Frontiersの物語をお見逃しなく。Old Wars Never End(英語記事)Kate and Varangian(英語記事)、そして企業体という名を持つ帝国もチェックしてください。

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